きまぐりゲーム記録

二人でゲームのメモ代わりに記録していく場所(甘口)

バディミッションBOND 感想レビュー


バディミッションBONDクリア感想。

クリア時間45時間
(S評価回収はまだ)
アドベンチャーゲームでこのプレイ時間…


バディミは体験版だけはやったことがありました。
その時は逆転裁判などの推理ゲームと比べればテンポが悪く感じあまり自分には合わないかな、とスルーしました。

そして、ついこないだいっせいトライアルをしていて
ストーリーが良いという評判は聞いていたので折角だから走ってみることに。

アドベンチャーゲームだし期間内にクリアできるだろうとたかをくくってたら…予想以上に膨大なボリューム!!
本筋のストーリーの他にストーリーを補完するような外伝的なお話、コンビ同士の他愛のないやり取りから重要な伏線まで、かなりのエピソードが解放されていきます。


というわけでトライアル期間にまったりやってたら間に合いませんでした。
しかし続きが気になるし話もまだ半分以上残ってる状況…!!
トライアルからのセールもしてたので勢いでそのまま購入。

ちなみにボリュームが気になっちゃうので何章まであるかネタバレにならない程度に調べたくなる人なんですが、全ストーリー18話。ということは頭にいれてました。
後半は潜入や調査パートのボリュームが大きくなっていくのでそのぶん時間はかかりました。

基本的に調査、聞き込みでギミックの答えを把握して潜入パートでそれをおこなう、みたいな流れです。
イカサマだったりカンニングをするようなものなので、あまり考えることはないです。(たまにヒントだけで考えるところもある)
なので聞き込みは割りと聞き飛ばしても捜査帳?みたいにまとめてくれるのでなんとかなる。

こっからもろにネタバレ↓
エンディングを語る。

映画のような演出展開でハデに終えましたが
ルークの気持ちが伝わらないままパパが死んでしまった…
ああ、ルークのこの真っ直ぐさをもってしても心をなくしてしまったエドワードには届かないんだなと。
あまりにも曲がらないキャラに感心しつつも寂しさがある…救われないな
と、モヤモヤしてしまったんですが。

よくある後日談(たっぷりあるのうれしい)
エピローグのあと、
ルークとアーロンの会話に
俺たちの他にあと一人赤ん坊がいなかったか…?
と、不穏に終わる

え…?なに続編への伏線…?
と思いきやエピソードの枠に一個の他丸々がら空きの場所ができました。ここに先ほどの伏線回収エピソードが追加されていきます。

そこで、あるミッションに変化があります。の文が。
クリアしたあとの18話に追加パスワードを入力して
ここではネタバレ気にしないで書きますが
「+AAA」でした。

個人的にエドワードに救いがほしい…と思ってエドワードのコードネーム?ファントム?と思ってたんですが
スイッチのコントローラーで入力できるわずかなワードだったので違いました。
そこでコードネームといえばシキのAAA…まさか+がいると思わず、悩みました。ボンドに「加えて」やれ、っていうのがヒントだったもよう。


シキがルークとアーロンと一緒にいたもう一人の赤ん坊。そして死んだと思われていたスイの兄でした。
カエン…お前……(いいやつだったよ…)
詳しくは省く。

たしかにスイの兄の存在なんの為に出てきたのか
と思っていたのでここで生きていたのは納得。
スイはストーリーにおいてあまりにも悲惨で報われないと思っていたので、兄が生きてて肉親がまだ残っている、良かったねえ…という気持ちになった。

シキのことは、有能なやつは死ぬ。と思ってたので気に止めてなかった(ひどい)
でもルークやイアンと繋がりもできて、マイカでの話も聞いてたのに繋がりがない…は若干違和感を感じる展開だった
まあネガティブ極まってたのでしょう……

闇堕ちシキをなんとかして、
あっさり計画がだめになってしまうエドワード。
装置も爆弾の起爆もできない。
最後の展開としては拍子抜けかもしれない。

とどめをささせようとルークに銃を渡す。もちろんルークはそれを捨てる。
エドワード飛び降りて終わらせようとする。
ここで落ちるのは通常エンドの流れ。

ここで手を掴めば、バディやすべての想い出や記憶がなくなる、そんな催眠が発動する。と言う
ルークはまったく躊躇しないで手を掴む。

でも、記憶はなくならなかった。
むしろ昔の記憶が蘇ってきた。
手掴ませないための嘘だった。


「すまないな、人を謀るのが癖なんだ」

そこでのこの台詞はぐっときてしまった……

こっちがおそらくトゥルーエンディング。
派手さはないけど救いのある良いEDだった!

後日談は本筋以外でも別エピソードにて語られていて
気になるところも補完してくれて気持ちよく終えました。
刑務所でのエドワードとルークの話とか…泣くじゃん…


何年もルークの父をしてなんて裏切るのを躊躇しない残酷なやつ、救いがないやつ。
そう思ってたのに過去に記憶を抉じ開けた時に
父さん、の声にやめてしまった
わからない感情があった
少なくとも父としての心があったんだ…という。
エドワードはなくしてしまった感情を知りたかっただけだったんだなあ

コンビ愛の最高の作品だと思いきや親子愛も最高の作品でした。

伏線だらけで奥が深いシナリオに
ご都合かもしれないけど王道で救いがある
救いがないところもあるけれど…
真っ直ぐなルークを軸に前を向いていく
そこが良いなー!と思えるゲームでした。

良いゲームだった!!!!


主にエンディングを語る記事になってしまったけど
メインのキャラ達が魅力的だったので別で語りたいな…。